2017年8月【真夏の汗臭釣行】
2017年8月【真夏の汗臭釣行】
さ、続けて8月編じゃ。8月は主にアカメを狙っていましたが、ご存知の通り、結局お目にかかれず・・・フックを粉砕されて、アカメのパワーを思い知ったひと夏の思い出。
そんな中、地元・東京から毎年訪れる変態・釣友(仮名・松崎しげる)が今年もやってきた。
メインは勿論アカメ、浮気で青物。そんなプランで片道14時間もかけて訪れる彼は変態そのもの。そんな彼に、ついに奇跡が・・・
〈8月1日〉
潮汐:長潮
満潮:0:11⇔14:17 干潮:7:20⇔19:15
釣果:ヒラスズキ@松田
Hit time:20:00~21:00
この日は長潮。19時が干潮さ。さあ期待が持てるぞ。
え?なぜそんなクソみたいな潮回りがいいかって?
基本的に松田では満潮からの下げ始めに分があると思う。しかもタイミングは超タイトで、地合いを逃すと全く釣れないことなんて日常茶飯事。
でもこの時期だけは特別な気がする。20時という時間的タイミングと上げ始めという特殊なタイミング、このタイミングがマッチするのが長潮や若潮などの潮回りが悪い時。さらに、流れ自体は弱いものの、ある程度高い潮位が長時間続くため、シャローに魚が留まりやすい。居付きの個体ではなく、外洋から侵入してくるヒラスズキだからこそのタイミングなんだと思う。
毎年の傾向は基本的に裏切らない。水温や天候でタイミングこそ多少はズレたりするけど、魚のシーズナブルパターンは存在する。年間のパターンさえ把握できれば、ゲームが組み立てやすい。先日の釣行で例年と同じパターンであることは把握済みだ。
さあ、来い!
19時半ごろ現地に到着。もちろん誰もいない、うへへ。
「20時」というキータイムに備えて暫くは打たない。我慢。
しかし、19時50分ごろ我慢できずに1投目を開始w
すると2投目でゴン!と強烈なバイト。そのまま無事キャッチ!
もう予想通り過ぎてウンコ漏れそう!
ミノー丸呑み。スレるまではミノーで、反応悪くなってきたら即シンペンに変えるのがここのセオリー。ミノーを投げ続けると何投げても全く反応しなくなったりするので注意。
丸呑み。フレッシュな証拠ですな。ミノーは70mm。ベイトが小さいのか、基本的にチビルアーしか食わない。つか松田シーバスは小さめルアーがセオリー。
サイズは60ちょい。数はいいから今はサイズを出したい。
地元のダービー参加中だったので、上位を狙うためには最低80cmは欲しいところ。
毎年、この時期はランカーも釣れている。期待が持てるんだが・・
その後、同サイズのヒラスズキを追加。
かなり活性は高い。やはりこのタイミングがベストなんだろう。普段は敬遠しがちな長潮・上げ潮という特殊なタイミング。
その後、何度がバラしてしまって、アタリが少し遠退く・・
そこで、すぐさまシンペンに変更。ルアーはバロール90。スレた奴に少しでも口を使わせるため、アクション控えめな表層系ルアーをチョイス。
ルアーサイズは90mmまでが限界サイズな気がする。松田川では、それ以上に大きいルアーでは釣れる確率がグッと下がるし、スレに繋がりやすい。
しかし、小さいルアーのデメリットは何といってもバラし易いこと。
ルアーのサイズが小さくなるにつれ、フックサイズも小さくなる。故に大型個体にはフックを延ばされたりフッキングが不十分になりやすい。
でも絶対的な個体数も少ない松田でスレた個体に口を使わせるためには、どうしてもダウンサイズしなければならない・・なんともジレンマなのだ。
バロールをダウン気味に投げてそのまま流す。ブレイクにかかる前にゆっくりリトリーブを開始すると・・
モフッ!
控えめなバイトが手元に伝わる。慌ててフッキングすると、急激に走り出す!
かなり重たい!間違いなくランカーサイズであると確信。
長時間戦になるとフックが延ばされる可能性大なので、少し強引にやり取り。
途中、テトラにリーダーを擦られて危うくラインブレイクするところだったが、何とか持ち堪えた!そして、無事ランディング成功!!
タイリクスズキ。
ヒラスズキに交じってタイリクも入ってきた模様。
80cmは軽く超えた!まだまだ釣れそうだったけど、ダービーに持ち込むため、一先ずお持ち帰りすることに。
ちゃんと計測すると・・全長87cmだった(下あごで)。
しかし、翌日、近所の釣具屋に持ち込むと・なんと83cmになっていた!
1日で4cmも体長が縮むとは・・公式記録は83cm・・ダービー結果は2位でした・・
その日に持ち込めれば1位だったのに(泣
そして無駄な殺生をしないよう、こいつは美味しくいただきました。川スズキなのに全く臭みもなく、刺身でも普通に食える。本当、素晴らしいフィールドだよね。こういうフィールドが未来永劫続くように、釣り人もマナーを守って努力していかなければいけないと思います。
スズキだけだと寂しいのでブリも一緒にw
〈8月5日〉
潮汐:大潮
満潮:4:10⇔17:40 干潮:10:57⇔23:15
釣果:クロダイ@松田
Hit time:20:45
アカメ行こうと思ったけど、なんとなく気分が乗らなかったので結局松田へ。
普段はウキウキの大潮だけど、この時期は好きではない・・
一度、シーバスがヒットするも痛恨のバラし。基本的にバラしてる数の方が圧倒的に多い気がする・・
そして、ヘンテコなクロダイが釣れた。何気に50UPの年無しチヌ。でも産卵後か、超絶ガリガリで全然引かなかった・・
〈8月7日〉
潮汐:大潮
満潮:5:30⇔18:45 干潮:0:31⇔12:50
釣果:ヒラセイゴ@松田
Hit time:19:20
前回、松田に行ったときはチヌしか釣れなかった。そしてシーバスの気配は明らかに少なっていた。やはり例の場所では大潮の時はあんまり期待できない・・
てことで、この日はポイントを変えて、先日新しく見つけた水門周りを攻めることに。
すぐにヒラセイゴがヒット。
爆釣か!と思ったが、その後は反応なく終了・・
やっぱりタイミングが違うのか・・それとも魚が抜けてしまったのか・・
〈8月8日〉
潮汐:大潮
満潮:6:10⇔19:15 干潮:0:30⇔12:45
釣果:ヒラセイゴ@松田
Hit time:20:30
翌日、結局例のポイントへ戻ることにした。釣れなくても魚がまだ入ってきているか、確認しなければならない。
20時という時間依存的地合いでヒラセイゴがヒットするものの、その後は反応がない。
やはり魚が抜けてしまったようだ。今年は例年よりも抜けるのが早い・・また戻ってくるのだろうか・・
〈8月12日〉
潮汐:中潮
満潮:8:37⇔21:17 干潮:2:50⇔15:00
釣果:カンパチ(ショゴ)@足摺地磯
Hit time:16:00
さー休日はショアジギに行こう。そしてナイトでアカメ狙いじゃ!
ショアジギの鉄則「朝マズメ」は勿論寝過ごす・・w
昼過ぎに磯へエントリー。穏やかに波。青物日和ですな。
しばらくジグを打ち続けるものの、無反応。
そして夕マズメを迎える。その時だった。
着底後の巻き上げで急にゴンッ!と強烈なバイト。
ゴンゴンと頭を振るもんだから青物と確信。がサイズは小さい模様。
そのままゴリ巻きでごぼう抜き!
やったぜ!カンパチゲット!小さいけどw
これから爆か!と思ったけど結局単発で終わる・・なぜだ・・
その後、アカメ狙いに変更するものの不発・・・
〈8月16日〉
潮汐:長潮
満潮:13:40⇔00:20 干潮:6:45⇔19:01
釣果:ヒラスズキ@松田
Hit time:20:00
さあ長潮だ。確かめなければならない。今日釣れなかったらおそらく魚が抜けてしまったことはほぼ確定。
19時半頃エントリー。
そして、キータイムの20時にすぐにヒット!
ハーモニカ食い。下から突き上げてきたのだろう。
しかし、その後はショートバイトが何回かあっただけで終了。
居るには居るが、ピーク時に比べて激減した感じ。今年のココはもう終了だな・・と思った日でした。
<番外編 8月25~29日>
8月末、4泊5日で地元から変態・松崎しげるがやってきた。
そして、四国到着早々・・やりやがった・・・
8月25日の金曜日。
松崎しげるさんが到着。しかし普通の平日、無論私は仕事・・
さらにこの日は宇和島に出張があり、しかも予定よりも大幅に会議が長引いていた。
シゲルさんは18時頃から既に四万十川にエントリー済み。
先日、アカメを2回もバラしている私は、そのポイントをシゲルさんに伝える。そしてヒットしたタイミングとヒットルアーを教え、仕事が終わったら合流することを約束する。
早く合流したい気持ちでいる中、会議はどんどん長引いていく・・・ストレスしかない状況。
そしてようやく会議終了。時刻は19時過ぎ。それから宿毛へ帰って、四万十へ向かうとすれば、到着時刻は21時を過ぎるだろう・・
と、シゲルさんに伝えようとラインを開いた瞬間、逆にシゲルさんからラインが来た。
そして・・私は目を疑った・・
「アカメ釣れた」
????
ぬおおおおおおおおおお!!!!!!!!!????
合流前に釣りやがった!!!!!!
複雑な思いが私に襲い掛かる。
「くそーーー!!!!!!俺も釣りたかった!!!!!せめて俺が居る時に釣れよ!!
うわーもうやる気うせたー!ファック!!でも・・おめでとう・・・」
てのが素直な感想ww
でも彼にとって初のアカメ。3年間、毎年訪れてくれたご褒美でしょう!
おめでとう!!
そして、サイズを聞いてみた。
私「何cmだ?」
しげる「多分80くらいだと思う」
私「いや、目測じゃなく、実寸は?」
しげる「可哀想だったから、すぐにリリースしちゃった」
私「え・・・?バカなの?死ぬの?」
基地外なのか?人生初アカメのサイズを測らないやつが居るのか!!
と思ったけど、そこが彼の優しいとこなんだろう。その優しさがアカメに届いたことにしよう。
ルアーは俺様がフックを破壊された「アストレイア」。もろパクリか!w
でも写真見る限り80はなさそうだよねーと負け惜しみを言う小生でしたw
うん、おめでとう!
無論、その後合流するも、奇跡はなかった・・
翌日、昼間はショアジギに向かった。
かっこつけて釣りをするシゲルさんw
しかしお互いノーバイト。彼は前日に目的を達成しているので余裕の表情。
まさに基地外アングラーw でも楽しかったわw
そしてナイトの部へ。狙いは勿論アカメ。
この日は花火大会と重なって、人がすごかった。
そして、何より爆音で魚が散ってしまった疑惑・・
ようやく花火大会が終わり、再び静寂の時間・・
その時だった。
シゲルさんより少し下流で釣りをしていた私の竿が曲がった!
「来たか!」
と思ったが・・・・
パワーがない・・・
すぐに落胆。正体はコイツ。
四万十産タイリクスズキ。
アカメの時のシーバスは正直どうでもいい。
でも思えば、四万十でタイリクは初めてだな。マルスズキばっかりなのに・・
その後、お互いの竿が曲がることはなかった。
そして、この遠征のメインイベントでもあるオフショア!
安満地方面で船をレンタルした。
狙いは青物メインだが、タイラバで根魚も狙う。
言ってしまえば五目釣り。何が釣れてもOK!
キャプテンは自分w 経験はほぼ皆無w 魚探て必要ですか?w
無論、そんな物はない!w 魚探よりも俺様の感性で魚の居る場所なんぞ当ててみせてやらあ!!!
いざ出航!!
CM「まるーー!!w」
イケメン・チャオズキャプテンと・・
変態・シゲルさんの奇妙なオフショアがはじまったw
さーこの釣りどうなるのか!w
シイラにヤズにハタ類にカサゴにサバにエソまで・・結局何匹釣ったかは覚えていないけど、そこそこ釣れた!
魚探のない中、まー頑張った方じゃない?w キャプテン褒めてw
そして何より超・楽しかった!!
ありがとう変態!!
変態の座は譲らん!w
これにて8月編終了!!!
変態シゲルさん、また来てくれよな!
ではサイババw